ボランティア通信
天才ピアニストが「大阪マラソン」ボランティアリーダーに直撃!
「志の高い人が多いから話を聞くのも面白い」
2月25日(日)に開催される「大阪マラソン2024」をサポートする大会運営ボランティアの「全体リーダー説明会」が、1月20日(土)に大阪府咲洲庁舎で行われました。個人リーダー、団体リーダーを合わせた約40人が参加した説明会には、芸人応援団「M-7」のメンバーとしてボランティアの盛り上げ役を担当する天才ピアニスト(ますみ、竹内知咲)も登場! ベテランボランティアとの対談も行われました。
開催までおよそ1カ月に迫った「大阪マラソン2024」。大会のスムーズな進行に欠かせないのが、大会運営ボランティアのスタッフです。今回、集まったのは、ランナーの案内や手荷物預かり、給水など、さまざまな役割があるボランティアスタッフをまとめるリーダーたちです。リーダーは、過去にボランティア経験がある人たちで、新規参加した人へのアドバイスや相談対応なども担当します。
コップの並べ方、ドリンクの量…
今回の説明会は給水スタッフが対象で、冒頭で天才ピアニストの応援動画が流されると、さっそく説明会がスタートしました。
「当日の活動について」では着用するウェア、利用するトイレなど、「活動マナーについて」ではボランティアの役割・心構えなど、「片付け、清掃」では飲み残しの飲料の処理方法など、マニュアルに沿って丁寧に説明していきます。
「給水」についての説明では、コース上に15カ所ある給水地点に加えて、18キロ、23キロ、27キロ、38キロの4カ所に給食地点があることや、ドリンクの内容などを確認。「給水準備」では、並べたテーブルにドリンクを置く際、ドリンクのふたを取る、紙コップに注ぐといった作業の注意点や、コップの並べ方、ドリンクごとの量の目安についてなど細かく説明されました。さらに「給食」の提供方法についても、パンは切らずにトレーに置くこと、バナナは皮をむかずに三等分するなどのノウハウが共有されました。
質疑応答では、配布された名札シールの記入方法や交通規制の時間の確認方法、備品などについて活発に質問が出たほか、前年の経験を踏まえた提案がされるシーンもありました。
“上沼恵美子”もボランティア!?
説明会の後半に天才ピアニストの2人が登場すると、会場から拍手が起こります。2人は「みなさんと一緒に活動させていただきたい。仲良くしていただければ。睡眠、食事、休息をしっかりとって、体調を整えて挑んでいただきたい」とエールを送ります。
さらに、ますみがおなじみの“上沼恵美子のモノマネ”で、「ボランティアするっていう気持ちが大好きです。自宅の大阪城のまわりを走るらしいやんか」と、まるで本人がボランティアに参加するかのような雰囲気で語りかけると、会場は笑いの渦に包まれました。
終了後の飲みが「何よりも楽しみ」
説明会終了後には、天才ピアニストの2人が、ボランティアリーダーとして参加するSCSK 株式会社の西岡宗一さんから、これまでの経験についてお話を伺いました。
西岡さんは、2011年の第1回大会からずっとボランティアに参加している大ベテラン。12回目となる今回も、SCSKグループ社員の仲間20人ほどで参加するそうです。これまではずっと沿道整理の担当をされており、コーン設置もすっかり手際よくできるようになったとのことですが、今年は給水担当に選ばれて「初めてなんで、ちょっと緊張しています」とその場を和ませてくれました。
ボランティアを始めようと思ったきっかけは、当時、「東京マラソン」と同規模の大会を大阪でやると聞き、ぜひ参加したいと思ったため、会社でボランティア参加者を募集したところ賛同者が集まったから、とのこと。これを機に、それまでボランティアへの関心は特別高くなかったものの、いまではスペシャルオリンピックスや箕面の山での清掃活動、チャリティイベントへの参加など、さまざまなボランティア活動にSCSKグループ社員の仲間と一緒にチャレンジしているそうです。
西岡さんが、地元で行われた月亭方正さんのイベントで「もぎり」をしたこともあると話すと、天才ピアニストの2人は「めっちゃ幅広いですね!」と驚きの表情でした。
そんなボランティアの魅力について、西岡さんは、「会社とは違うコミュニティが生まれる、そこがいい。また志の高い人が多いから話を聞くのも面白い」と言います。とくに「大阪マラソン」のボランティアは、「熱気がすごい」「みんな一生懸命走っていて、サポートしたいという気持ちになる」とのこと。
「きっかけが何かというだけで、みんなやろう、やりたいという気持ちはあると思う。1回やってみるとこの場でないと得られない経験があるし、次からはハードルが下がる。若い子たちにそのきっかけを創り出すことが使命です」
一方、今回、リーダーを務めるにあたって、「全員が無事にケガなく帰ってほしい。そのあと飲みに行くのが何より楽しみ」とホンネもぽろり。
最後に西岡さんが、「今回、担当する給水所でも、SCSKグループ以外の方々との交流も深めながら、ワクワクしながらやっていきたい」と意気込みをアピールすると、天才ピアニストの2人も「われわれもぜひ一緒に! 今後ともよろしくお願いします!」とエールを交わしました。