ランニングを始める前に

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監修:豊岡 示朗(トヨオカ ジロウ) 大阪体育大学教授、ランニング学会副会長大阪国際女子マラソンのテレビ解説を25年間。ホノルルマラソンは15回完走。
目標を持とう
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人が走り始める理由は、「運動不足を解消したい」「痩せたい」など 人それぞれです。走る目的はどんなものでも構いません。大切なのは、走り続けていくことです。 それには、走る目的以外になにか目標を持つといいでしょう。一番いいのは、レースに出場するという目標です。
この場合、最終的な目標は「フルマラソンに出場する」ということになりますが、 それだとランニング初心者にとってはあまりに先が長く、途中で挫折してしまうおそれがあります。ですので、大きな目標と一緒に目先の小さな目標を立てるようにしましょう。
最初は「3~10分間休まずに走り続ける」「1キロを完走する」というものでもかまいません。それが達成できれば、例えば「5キロレースへ出場する」というように少しだけレベルアップした目標を立て、さらに、10キロレース、ハーフマラソンというふうに自分の走りのレベルに合わせて次々、目標を設定していくといいでしょう。小さな目標をひとつずつクリアしていくことによって達成感が得られ、走る意欲がわいてくるでしょう。

日記をつけよう
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走るモチベーションを高めるのにおすすめなのが、日々のランニングの様子を記録するランニング日誌をつけることです。

ランニングを始めると、回数を重ねるごとに自分が進歩していっていることを感じるはずです。最初は5分間走るのもつらかったのが、気づいたら10分間走れるようになり、じきに30分やそれ以上の長い時間や距離を走れるようになっていきます。そういった自分の成長過程を客観的に見られるようにするのがランニング日誌です。

使うのは普通のノートやメモ帳でかまいません。その日、走った距離と時間、感想、天候や気温、できれば体重や体脂肪率も計測して記入しておくといいでしょう。

この日誌を後から読み返してみると、自分がランナーとして進化していることがはっきり分かり、より一層やる気が出てくることでしょう。

仲間をつくろう
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ランニングはひとりでできるスポーツですが、ランニングの習慣を長続きさせようと思ったら、ぜひランニング仲間をつくりましょう。

友人や職場の仲間など、気の合った者同士でサークルをつくってもいいし、既存のランニングクラブに参加してもいいでしょう。単調なランニングも、特に初心者のうちはおしゃべりをしながら走ると楽しいものです。
また、ランニングを続けていると「今日は疲れているから」「天候が悪いから」などと理由をつけて休みたくなるときもありますが、一緒に走る仲間がいれば、そういうさぼり心も抑えられます。

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