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豊臣秀吉の築城から400年が経ち、現存する石垣や櫓や門などの古建造物は江戸時代のものです。現在の天守閣は、1931年に再建されたもので大阪のシンボルとなっています。また、桜や梅林など四季折々の植物が花を咲かせ、訪れる人も多く、今なお大阪府民の憩いの場となっています。

世界無形遺産に登録された「文楽」を主に公演する国立文楽劇場の周辺には、夏狂言の代表作「夏祭浪花鑑」の舞台となっている高津宮や、文楽の創業者である植村文楽軒の墓所が立地しており、文楽のゆかりある地域となっています。

歌謡曲にもしばしば登場する御堂筋は、ビルが建ち並ぶ経済と文化活動の中心となるメインストリートです。1937年に植えられた約900本の銀杏並木が春は新緑、秋は黄金色のトンネルを作っています。歩道には、内外の有名彫刻家のブロンズ像が置かれ、道行く人々の目を楽しませてくれます。

1918年に完成した赤レンガの中央公会堂を中心に府立中之島図書館、東洋陶磁美術館、大阪市庁舎などの現代建築・近代建築がところ狭しと建ち並んでいます。この建物群が川の水や周囲の公園の緑と一体となり、都心のオアシスとして老若男女に親しまれ、その美しい景観は、日曜画家やカメラマンを惹きつけます。

大正時代の歴史的建造物が建ち並ぶ中之島エリアに位置する、大阪市役所。ロビーには旧市庁舎に使われていた彫刻やステンドグラスが飾られているほか、1階の映像情報コーナーでは、制作の「大大阪観光」というフィルムが一般にも無料で公開されている。そのほか、屋上には「みおつくし梵鐘」が設置されている。
