第3回大会チャリティ事業報告
チャリティ専門部会
大阪マラソンのチャリティプログラムについては、下記の専門部会において、各分野の専門家など5名の委員に、基本方針や内容の議論、検討を行っていただきました。
名称 | 「大阪マラソン組織委員会 チャリティ専門部会」 |
---|---|
委員(座長) | 橋爪 紳也氏(大阪府立大学21世紀科学研究機構教授) |
委員 |
|
オブザーバー | 大阪マラソン組織委員会事務局 |
事務局 | 読売新聞大阪本社 |
※専門部会での討議内容は、組織委員会に提案、承認されることで決定する。
チャリティテーマ
大阪マラソンは、チャリティマラソン!
合言葉は、みんなでかける虹。
第3回大阪マラソンも「みんなでかける虹。」を合言葉に、ランナー、観客、ボランティアスタッフなど、世界で最も多くの人がチャリティに参画するマラソンをめざして開催しました。
番号 | カラー | テーマ | 寄付先 | 主な活動内容 |
---|---|---|---|---|
1 | 赤 | がんを撲滅する活動を支援しよう | がんサポートコミュニティー | がん早期発見に向けた検診の啓発 |
2 | オレンジ | 障がいのあるアスリートを応援しよう |
|
障がい者スポーツの指導者やボランティア育成支援 |
3 | 黄 | 病気に苦しむ子どもと家族を励まそう | 難病のこども支援全国ネットワーク | 病院や自宅で難病と闘う子どもたちへの絵本などのプレゼント |
4 | 緑 | 森林をよみがえらせ、育てていこう | more trees(モア・トゥリーズ) | 間伐など国内外での森林整備支援 |
5 | 水色 | きれいな水を飲める世界を目指そう | 国連UNHCR協会(国連難民高等弁務官事務所・日本委員会) | アフリカにおける難民への命を守る水の提供 |
6 | 紺 | 子どもたちの心と体づくりを支えよう | セーブ・ザ・チルドレン ・ジャパン | アジアの途上国の子どもたちに向けた教材などの提供 |
7 | 紫 | 景観を守り、美化する活動を広げよう | greenbird (グリーンバード) | 地域清掃など、自分たちが住む街をきれいにする活動 |
8 | 虹色 | 復興に向け、ひとつになろう | 読売光と愛の事業団 | 東日本大震災で被災された人々へ希望を届ける |
チャリティアンバサダー
チャリティアンバサダーの皆さんには、大阪マラソンチャリティプログラムに賛同し、チャリティへの協力を広く呼びかけ、大会を盛り上げていただきました。
- 大阪マラソンを「走る」ことで、
チャリティの輪を広げてくださった方々です。 - 大会を元気に、そして華やかに
盛り上げていただいた方々です。
- 小渕 健太郎(ミュージシャン コブクロ)
- 赤星 憲広(野球評論家)
- 小島 智子(元NFLチアリーダー 日本人初チームキャプテン、スペシャルオリンピックス日本ドリームサポーター
TOMOKO KOJIMA CHEERDANCE ACADEMY 主宰) - 山中 伸弥(京都大学 iPS細胞研究所 所長)
- 森 理世(ミス ユニバース 2007、モデル、ダンスアーティスティック・ディレクター)
- 八木 早希(フリーキャスター)
チャリティプログラム
① 募金活動
- 大阪マラソン参加者からの寄付
- 大阪マラソンが「チャリティマラソン」であることに賛同いただいた上で、参加申し込み時に、参加料とは別に1口500円の寄付金を2口以上いただきました。
- Just Giving Japanを経由した寄付
- 一般財団法人「Just Giving Japan」と連携し、インターネットでランナー自身やチャリティアンバサダーの方々が寄付を募る「大阪マラソン特設チャリティサイト」を立ち上げ、ランナーと、その応援者にチャリティに参加していただきました。
- チャリティ募金箱
- 大会期間のEXPO会場、沿道や事前の公式イベント等の会場へ設置しました。
チャリティプログラムにご賛同いただいた企業・団体・学校に設置いただきました。
② チャリティランナー
- 大阪マラソンでは、チャリティに対する活動支援の輪を広げていくため、また、大阪マラソンに出場していただく機会を増やすために、エントリー抽選に落選した方の中から、「チャリティランナー」として出場いただける方を新たに募集しました。ジャストギビングサイトにおいて、「チャレンジャー(=大阪マラソンチャリティランナー)」として登録いただき、友人や家族の他、ツイッターやフェイスブックなどで、寄付先団体への寄付を呼びかけてもらい、その結果、寄付金が目標額の7万円に達成した方に「チャリティランナー」として大会に参加いただきました。
●達成者人数:84人
●完走者数:76人(男性65人、女性11人)
本大会への出場が決定したチャリティランナーは、寄付者みなさまを代表して、寄付先団体と共にチャリティ事業をアピール。
大会当日は、チャリティTシャツを着用し、胸にはチャリティランナーパス、背中にはチャリティナンバーカードをつけて出場。
③ なないろチャリティTシャツ
- FM802のアートプロジェクトdigmeoutがプロデュースする「なないろチャリティTシャツ」。エントリー時に申し込みいただいた方のみの限定販売。
【備考】価格:4,000円(内訳:寄付金2,000円、Tシャツ制作費等経費2,000円)
東日本大震災支援チャリティTシャツ「虹色Tシャツ」を10/25(金)~10/27(日)の3日間、大阪マラソンEXPO2013会場で、300枚限定で販売。
④ その他の取り組み
- チャリティ団体によるメルマガ配信などPR協力
- 寄付先団体が配信するメルマガ等にて、大阪マラソンチャリティプログラムについて紹介していただきました。コアターゲットに向けて、発信する事で、さらなるチャリティの拡大につなげました。
- 寄付先団体との連携
- 寄付先団体に対して「特別参加枠」(チャリティプログラムPR枠)を提供したほか、大会当日には、フィニッシュ地点に専用の「応援エリア」を設けました。
チャリティ募金額について
さまざまな方法で募った募金額は下記のとおりです。これら募金は各団体へ入金しました。下記の使途のとおり活用される予定です。
色(テーマ)別の募金額
番号 | カラー | 寄付先 | 募金額の使途(予定) | 第3回募金額 | 第2回募金額 | 第1回募金額 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 赤 | がんサポートコミュニティー | がん患者や家族への心理・社会的支援を行う集いを大阪で開催に活用 | ¥11,993,074 | ¥5,160,758 | ¥2,295,804 |
2 | オレンジ | 日本障害者スポーツ協会 | 2014年ソチパラリンピックへの選手派遣に活用 | ¥9,799,859 | ¥4,826,375 | ¥2,278,365 |
スペシャルオリンピックス日本 | ボランティアコーチの育成と、2014年スペシャルオリンピックス日本福岡大会に向けた運営費に活用 | |||||
3 | 黄 | 難病のこども支援全国ネットワーク | 兵庫県淡路市でのサマーキャンプに活用 | ¥13,449,092 | ¥5,742,924 | ¥2,504,321 |
4 | 緑 | more trees(モア・トゥリーズ) | 鳥取県智頭町の森や地域づくりなどに活用 | ¥10,221,608 | ¥4,784,927 | ¥2,313,087 |
5 | 水色 | 国連UNHCR協会(国連難民高等弁務官事務所・日本委員会) | アフリカの難民キャンプへ、衛生的な水を供給する事業に活用 | ¥9,331,350 | ¥4,704,913 | ¥2,321,434 |
6 | 紺 | セーブ・ザ・チルドレン ・ジャパン | ベトナム北部の少数民族の子どもたちへスポーツ用品などの提供に活用 | ¥10,707,565 | ¥4,824,439 | ¥2,235,092 |
7 | 紫 | greenbird (グリーンバード) | 関西での美化活動推進や、東日本大震災の被災地復興支援に活用 | ¥8,056,064 | ¥4,584,263 | ¥2,399,414 |
8 | 虹色 | 読売光と愛の事業団 | 東日本大震災で被災した障害者作業所の再建支援や、被災した高校生への奨学金に活用 | ¥11,752,468 | ¥10,581,774 | ¥2,861,793 |
合計 | ¥85,311,080 | ¥45,210,373 | ¥19,209,310 |
募金方法別の募金額
区分 | 第3回募金額 | 第2回募金額 | 第1回募金額 |
---|---|---|---|
ランナー参加料入金時の募金 | ¥48,049,500 | ¥41,374,500 | ¥15,253,000 |
なないろチャリティTシャツ | ¥28,922,000 | - | - |
大阪マラソン特設サイト(Just giving) | ¥6,991,400 | ¥2,523,200 | ¥217,500 |
公式プレイベントでの募金 9/8ウォームアップFunRun 9/22チャリティシンポジウム 11/18大阪ごちそうマラソン |
¥77,365 | ¥64,374 | ¥48,149 |
府内商店街等との連携イベントでの募金 | ¥145,146 | ¥422,232 | - |
協賛社からの募金 | ¥222,552 | ¥76,777 | ¥2,613,047 |
大阪バルマラソン参加店舗からの募金 | - | ¥7,569 | - |
大阪マラソンEXPO2012の チャリティコーナーでの募金 | ¥523,209 | ¥531,527 | ¥861,235 |
チャリティオークション | ¥155,500 | ¥145,000 | - |
当日コース沿道での募金 | ¥24,978 | ¥37,461 | - |
その他(大阪マラソン震災復興チャリティ口座、繰り越しなど) | ¥199,430 | ¥27,733 | ¥216,379 |
合計 | ¥85,311,080 | ¥45,210,373 | ¥19,209,310 |
「ファウストA.G.アワード2013」
世界で活躍する冒険家や挑戦者、社会貢献活動を表彰する「ファウストA.G.アワード2013」(主催:株式会社サイバード)の授賞式が行われ、「第3回大阪マラソン」が、3万人のランナー全員から寄付を募るなどチャリティマラソンとして評価され「JustGiving 特別賞」を受賞しました。
第3回大阪マラソンを代表してチャリティアンバサダーに就任いただいている森理世さんが授賞式に参加しました。
ジャストギビング特別賞
「冒険・挑戦・貢献」を掲げるファウストA.G.と、挑戦で寄付を募る英国発ファンドレイジングサイト「ジャスト・ギビング・ジャパン」の2者で生まれた特別賞。目覚ましき“挑戦と寄付”を讃える賞です。
授賞式
- 日時:平成25年12月12日(木)14:30~16:00
- 場所:Theatre CYBIRD(シアターサイバード) 東京都渋谷区猿楽町10-1 マンサード代官山1階
- 授賞式レポートはこちら