妻のお姉さんに進行した状態のがんが見つかったんです。手術も終わり、現在リハビリをしている状態なんですが、ちょうどそのとき、大阪マラソンでチャリティランナーというのが設けられました。病気に対して、なにもしてあげられないというのが正直なところなんですが、気持ちだけでもなんとか励ましたいと思いまして、ゼッケンの上に応援メッセージを書き、チャリティランナーとして参加しました
仕事などで関わり合いのある会合でチャリティランナーの経緯説明をしました。「よろしければ千円でもかまいません!」と呼びかけると、みなさんたくさんの寄付をしてくださったんです。これは寄付をしていただいたからこそ分かったことなんですが、とてもうれしい気持ち、同時にプレッシャーが生まれましたね。これは頑張らないとって。
今回寄付をしてくださったなかに、普段口も聞かない方から「喜多さん、これチャリティに使ってください」と話しかけてくれたんです。とても胸にぐっときましたね。みんなにチャリティのことがちゃんと伝わったんだなと思いました。
妻のお姉さんを励ますために弱音を吐かないつもりだったんですけど、目標タイム4時間をぎりぎり切れなかったのが心残りです。来年もぜひチャリティランナーとして参加したいです。
たまたま自分の身内に起こってしまったことですが、これは我々もいつ発病するかわからないことです。自分、家族、みんなのために「早期の診断」をこれからもたくさん啓発していってほしいと思います。